2010年12月20日月曜日

システム改修案件をサポート

今取り組んでいる仕事のお話。

---経緯
今年7月にリリースされた業務システムの改修案件です。
このシステムには開発の工程からリリースまで1年間、プロジェクトメンバーとして関わらせてもらっていましたが、リリース後はチームも解散となり、主担当とは別の部署に異動になりました。
しかし今回、私がユーザー部門のテストを担当した機能について改修の話が浮上し、現在主担当のメンバーが詳しい仕様を把握していないこともあって再び前チームメンバーと共にこのシステムに関わることになりました。

私は「システムの知識があるユーザー部門の人」というような立ち位置で仕事をしています。
テスト工程を担当したこの機能はバッチ処理を行うもので、他の機能とは仕組みもインターフェースも異なるものでした。
本来別の業務に精通した方がテストを担当することになっていましたが、仕様を理解できず、私が引き継ぐことになりました。

そんなことがあったので、私はユーザー部門で一番この機能を知る人となりました。
ユーザーへの理解のために詳細なマニュアルの作成も行いましたが、それでもなかなかとっつきにくい機能のようです。


---本題
さてさて、今回のシステム改修案件。
私が最初に行うことと言えばシステム部門から提示された改修案をかみ砕いて業務部門のメンバーへ説明することです。
現行どのような機能になっているのかをユーザー目線で具体化し、その機能を利用した業務を想像してもらうための資料を作成しています。
合わせて、システム部門から提示のあった改修案を説明し、その目的や内容を業務に照らし合わせて検証できるような内容を盛り込んでいます。
この、仕様と案件の通訳のような作業になかなかのやりがいを感じています。

業務システムの開発は業務を効率化するためにあります。
しかしそのシステムを使うユーザーが仕組みを理解していないがために適切な提案ができなかったり、要求を理解できないまま実装されてしまったりということは多いと思います。
私はシステム開発をすることによってユーザーが多くの利益を享受できるようなサポートをしていきたいのです。
また、システム部門はシステム部門で業務部門の意図する要件を理解できないこともあると思います。
この両者を結ぶ線を描くこと、それが私の役割だと思っています。


まだこの仕事を始めて2年程度ですが、こうして自分の立ち位置を見つけ、そのために努力することは楽しいことです。
そしてこの成果によって私にとってのユーザー様が笑顔になれること、また何かあったらお願いねと言ってくれることが何よりの報酬です。

さぁ、午後からも資料作りを頑張ります。

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